葬儀で必要な手続き
故人を病院や自宅から別の安置場所に移動が済んでも、落ち着いている暇はありません。
葬儀社の担当者が説明をしてくれると思いまずが、葬儀で必要な手続きはその日のうちにできるだけ済ませておく必要があります。
- 葬儀社の担当者との打合せ
まず初めに葬儀社の担当者と打ち合わせをします。
参列者の人数、供花などの取り纏め、大まかな流れの説明を受けることになります。
この時に火葬場の予約を取り、葬儀日程を決めていきます。 - 死亡届の提出
説明を受けた後に死亡届の提出を行います。
死亡届を提出しないと、火葬を行う許可である(埋火葬許可証)を受け取ることができません。
死亡届は死後7日以内の提出が必要となるので、早めに提出を行うことになります。 - 埋火葬許可証の受取
市区町村役場て死亡届を提出すると火葬の許可となる埋火葬許可証が渡されます。
これは、火葬の際に火葬場の担当者に渡すことになります。 - 寺院への連絡(宗派に応じて枕経の依頼)
菩提寺がある場合には、菩提寺へ連絡をします。
菩提寺など付き合いのある寺院などがない場合には、葬儀社が適した寺院などを紹介してくれますので安心です。
葬儀は、お通夜・葬儀・告別式と式が進行していきます。
出棺後に火葬場へと向かい火葬を行いますが、火葬後は埋葬許可証を火葬場から受け取ります。
埋葬許可証がないと埋葬をすることができないので、管理は厳重に行ってください。
分骨などを行う場合には分骨証明書を発行してもらう必要があるので、火葬場から必要な数だけ分骨証明書を発行してもらう必要があります。
相続などに関する手続き
葬儀後にも手続きはたくさんあり、期限が決められているものがほとんどです。
期限内に行う必要があるので、気をつけましょう。
- 世帯主変更届
亡くなったのが世帯主であれば、世帯主の変更が必要になります。
夫婦2人の世帯であれば残された人が世帯主となりますが、世帯主になり得る世帯員が2人以上いる場合には市区町村役場へ世帯主の変更届を提出する必要があります。
この手続きは14日以内に行う必要があります。
世帯主変更届と同時に国民健康保険の変更も必要になりますが、同時に行うようになります。 - 健康保険の資格喪失届
世帯主の変更届と同時に健康保険の資格喪失届の提出と保険証の返還も必要になります。
これも亡くなった日より14日以内に行います。 - 各種手続きの変更届
水光熱・電話・携帯電話などの通信関連の手続きについても、解約や名義変更を行う必要があります。
基本的には次の引き落としまでに手続きを済ませるようにすると問題はありません。
クレジットカードなどについても死亡後に名義人以外が使用することができないので、解約手続きを行うようにしましょう。
引き落としされている各種サービスの手続きを完了後に解約手続きを行うのが理想になります。
時間を気にしながらの手続きが多いので事前に手続きなどを調べておく必要がある
死亡後に行う手続きはたくさんあります。
どれも時間が決められており、時間を気にしながら手続きを進めていかなくてはいけません。
必要な書類などもあるので、事前に調べられることであれば調べておき、スムーズな対応が出来るようにしておきましょう。
手続きなどが分からない場合には、葬儀社や病院などでも教えてくれます。
役所などでも相談に乗ってくれますので、相談をするようにしてください。